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行事案内
人と技術は世を変える
論文・記事・講演
池田和人の代表論文と講演や記事の事例を掲載させていただきます。講演資料につきましては、公開できる部分のみ掲載させていただいております。どうかご容赦下さい。なお、当然ながら著作権法が適用されます。
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論文
雑誌「配管技術 プラントの安全 : 2024年3月増刊号」
【配管技術 "プラントの安全" : 2024年3月増刊号(日本工業出版)】
雑誌「配管技術 2024年3月増刊号」の43ページに「プラント安全管理の実務」と題する記事を載せました。以下は、その一節です。
【「プラン ト安全管理の実務」の一節】
スラム街を有する人口80万人の都市をプラントから漏洩した毒性ガスが襲い、死者2万人以上を出したインド・ボパール事故(1984年)は、『非定常作業における事故』の典型である。メインのMIC(メチルイソシアネート)生産設備の長期休止中、配管工事に用いられた水がMICの貯槽に入り、激しい反応により圧力が急上昇して毒性ガスが外部に漏洩した。この時、生産設備の休止と配管工事という非定常状態を無視した結果、貯槽の冷却を兼ねていた冷凍設備、排ガス除害設備(ベントスクラバー)、フレアスタックといった防護壁が全て休止され、それが毒性ガスの大量漏洩という大惨事を生んだ。おそらくこの現場には、『MICを貯めておくだけ』、『単なる配管工事』という安易な考えがあったのだろう。

【記事の訂正】 池田隼人⇒池田勇人
雑誌「プラスチックス 2023年7月号」 人と技術は世を変える
【プラスチックス(日本工業出版)】
雑誌「プラスチックス7月号」の65ページに「人と技術は世を変える」と題するコラムを載せました。以下は、その一節です。
【「人と技術は世を変える」の一節】
カルヴァン派プロテスタント国では、「自分が救われるかどうか神がすでにお決めになっている」のだから、それを逆に解釈すれば、「神に人生を決められている以上、何をやっても同じ」ということになる。そのような教えに基づけば、人の心は一旦「あきらめの境地」に至るが、その心はすぐに「開き直りの精神」に変わり、やがて「冒険の精神」に生まれ変わるであろう。

【「人と技術は世を変える」の一節】
我々の世代は、「火を起こすな」という「歴史的発明の否定」を安易に受け入れるべきでない。我々の世代 は、地球温暖化を改善しつつ、「好きなだけ火を起こせる」という理想を追求すべきである。排煙から二酸化炭素を分離回収する技術さえ持つことができれば、それが可能である。現状、二酸化炭素を高効率で分離回収できる技術はない。しかし、日本は、「二酸化炭素の分離回収技術で世を変える」という野望を抱くべきである。
(勉強の秘訣)いろいろな場面でお話しています。
将来、『できるだけ机で勉強せずに思い出せる人』になって下さい。
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勉強とは、『本を読むこと』ではありません。勉強とは、『読んだ本を思い出すこと』です。これは、歩いている時でも、寝転んでいる時でもできます。私も経験があるのですが、これは本当に頭を使います。しかし、自らの力で考え抜くことにより、シンプル且つスマートで効率的なカッコいい思考力が身につくのです。社会人にとって、これが最も重要です。
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『私は本が擦り減るほど繰り返し読みました。そして、やっと思い出せるようになりました。』という人は、『自分は頭が悪い』ということを言っているようなものです。スマートな人は、『できるだけ机で勉強せずに思い出せる』のです。
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一方、現実はどうでしょう。君たちは、新聞の1面・2面・3面を理解できますか。私は、40才の頃、新聞の1~3面を、蛍光ペンで線を引き、インターネットで用語を調べながら、1時間かけて読みました。そして、やっと紙面を思い出せるようになりました。今は、斜め読みをしても、思い出すことができます。君たちも、将来、『できるだけ机で勉強せずに思い出せる人』になって下さい。
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読んだ本を思い出す時、『今からあそこを思い出すぞ』という強い意志が必要です。何となく読んだ本を思い出すのは無理です。その場合、知らない間にふと気づくと、ドロドロした人間関係や恋愛の事を考えていることになるでしょう。何はともあれ、将来、『できるだけ机で勉強せずに思い出せる人』になって下さい。
講演・講師・セミナー等